先端パワーエレクトロニクス技術体系教育講座2017
主催:国立大学法人 横浜国立大学
全体監修者 羽深 等 教授
本教育講座のねらい
パワーエレクトニクス技術全体を俯瞰し、新たな発想に基づき今後の技術開発を牽引していく人材を継続的に育成することを目指します。NEDOの委託を受け、講義と実習を通して基本原理・基本原則を身に付け、技術全体を俯瞰する姿勢と発想力を育成します。このコンセプトのもとで、斯界の一流講師、大学教授による講座、大学での基礎と応用実験、関連企業の現場見学から構成される2つのコースを実施いたします。
募集要項
対象 | パワーエレクトロニクス関連企業等および参入を意図している企業の研究者・技術者 |
開講コース | (コースそれぞれに夏学期、冬学期があり夏、冬同じ内容です) ※両コース受講が望ましいですが、どちらかのみでも受講できます。 ☆ベーシック・コース (基礎と実習) 5日間 (夏学期)2017年8月17日(木)、18日(金)、21日(月)、22日(火)、23日(水) (冬学期)2018年1月24日(水)、25日(木)、31日(水)2月1日(木)、2日(金) ☆アドバンスト・コース (応用と見学) 6日間 (夏学期)2017年6月22日(木)、23日(金)、26日(月)、27日(火)、28日(水)、29(木) (冬学期)2017年12月5日(火)、6日(水)、7日(木)、12日(火)、13日(水)、14日(木) |
募集人員 | 両コースとも20名程度 |
募集期間 | (2018-2019年度も実施します) ☆ベーシック・コース (夏学期) 6月13日~7月19日 (冬学期)11月8日~12月15日 ☆アドバンスト・コース (夏学期) 4月10日~5月24日 (冬学期)9月25日~11月8日 |
会場 | 横浜国立大学、 シーマ電子(株)、 神奈川県産業技術センター |
受講料 | 無料 ※交通費は自己負担になります。 |
ベーシック・コース
監修者 河村篤男教授 副監修者 羽路伸夫教授
監修補助 小原秀嶺助教
本コースのねらいと目的
電気を二次エネルギーとして捉え、その振幅や周波数を高効率に変換することができるパワーエレクトロニクス技術は、地球環境問題の切り札として現代社会を支える重要なインフラ技術となって進化しています。その特徴は幅広い知識と最新技術に基づいた総合工学技術である点です。このコースでは、スイッチングを行う各種パワーデバイス、各種電力変換回路およびその制御を含めて原理原則を学び、さらに応用として太陽光発電システム、モータドライブなどを学習します。午前中は座学を午後は実験実習を実施しますので、知識と実際を同時に習得できます。その結果、パワーデバイスからシステムまで含めた基礎技術の俯瞰を体験できます。
アドバンスト・コース
監修者 宮代文夫YJC理事 高橋昭雄客員教授
本コースのねらいと目的
このコースでは主としてWBG(ワイドバンドギャップ)半導体(例えばSiC)とその応用を理解するためのカリキュラムを実施します。今後のパワーエレクトロニクスはWBGパワー半導体が主役になり展開して行くのは確実です。その中でもWBGインバータ・モジュールの実装に焦点を当て、インバータの設計・組み立て、WBGパワー半導体の実装プロセス、実装材料、熱解析、シミュレーション、信頼性試験等の一連の技術を座学と見学によって系統的に学ぶことができます。
カリキュラムは6年間にわたりこの分野の実用化を研究してきた産学一体のプロジェクト(KAMOME-PJ)メンバーの豊富な実績の積み上げから、現状を踏まえ、発展を期して立案いたしました。